前回の記事では天王洲を散歩したわけですが、天王洲の倉庫街に、新しい施設「建築倉庫」なるものがあったので入ってみました。

その「建築倉庫」、一言でいうと、建築模型を多数展示した美術館というところです。建築模型といっても、よく市民ホールの玄関口にかざってあるような完成度の高いものではなくて、建築プランを検討する際に段ボールやスチレンボードなどで作られる、絵で言うところのラフスケッチのようなものです。模型にはそれぞれ、建物名と設計事務所名、そのほか基本データが掲示されています。

真っ白な模型たちを一通り見学して思ったのは、これはうまい印鑑の商売を考えたものだということです。
どこの建築事務所でも、大きなビルを建てる際にはイメージをつかんだり発注元に説明したりするために必ず事前に模型を作ります。作るのはいいけれど、ビルが完成してしまえばもう用済みでただ場所を取るばかりになってしまいます。かといって捨ててしまうわけにもなかなかいかないから、天王洲にあるような倉庫にお金を払って預かってもらうこともあるでしょう。